デジタルイコライザー

DG-58
デジタルイコライザーAccuphase DG-58を購入した。DG-48から買い換え。
外観はほとんど変わらない。液晶が大きくなったことで予想した以上に見やすく操作しやすくなった。
回路的には、AD/DA部が刷新されたようだ。一方DD部は変わらないとのこと。
機能では元波形を見ながらイコライジングできるというのに期待していた。ところが、元波形ではなくヴォイシング後の波形だった。そのため、元波形にするにはヴォイシングの補正をゼロにして、各周波数ごとに再測定するという手間が必要だった。それでめでたく元波形が表示できることになるが、困ったことに、LかRか、L+Rかわからない。せっかくイコライザ部のチャンネル切り替えがあるのだから、連動して波形の方も切り替えてくれれば、チャンネルごとにイコライジングができるのに、それができないのは致命的で、これでは使い物にならない。
DG-48時代に、自動調整であるヴォイシングは自家では使えないことがわかったので、イコライジングモードで全く同じ数字を設定して聴き始める。
水曜の夜から4日ほど各種エンハンサーを掛けた状態の印象であるが、デジタル入出力に関しては基本的には変わらない。最低域が何故か緩く、少しダブつくのは気になる。
DP-100のSACDはDG-58でDA変換を行うことになる。SACDの出力レベルは2〜3dB程上がっているようだ。音質は先のダブつきと同じ原因か低域の軽さが気になる。また中高域が生硬く出るのにも違和感を覚える。DG-48よりも精彩を増したようにも聴こえるが、ピアノはツルツルと人工的になる傾向もある。いましばらくエージングが必要なのかも知れない。