Sugar Babe / Songs

ソングス

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SONGS

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SONGS 30th Anniversary Edition

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シュガーベイブのアルバム、ソングズの盤の違いを比較した。長く愛聴していたのは94年盤。自然なマスタリングに満足していた。今回99年盤、05年盤、そして初CD化の86年盤を入手してみた。
99年盤はジャケットやブックレット、ディスクのラベル面の印刷などを調べると、内容は94年盤と全く同じように見える。どうやらリマスタリングではないようだ。ただしプレスの差で音質が異なることもあるので、念のため試聴すると違いは認められなかった。
05年盤は音が違うようだ。以前のものはバックは団子状でヴォーカルがふわふわと定位する感じだったのが、各楽器のエッジが立ってキリッとして聴こえる。ヴォーカルはあまり変わったようには聴こえない。全体の音圧感は変わらないが、バックの存在感が高まったためか、どこか浮き足だったように騒々しく聴こえる時がある。
86年盤はマスタリング以前に他とは異なったミキシングを行っているという。ヴォーカルにエコーが掛かり、不自然極まりない。低音も弾力を感じさせるふっくらしたイコライジングが施されている。他の盤は素っ気なくもダイレクトな質感が瑞々しく、如何にもデビューアルバムという感じがして好ましいのだが、この盤はどうにも汚されたような嫌らしさを感じる。