シングルレイヤーSACDとハイブリッドSACD

シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ

シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ

シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ

シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ

ロストロポーヴィチブリテンが共演したアルペジオーネソナタSACDを購入した。
1968年の録音。シングルレイヤー盤は2011年発売。ハイブリッド盤は2004年で、DSDマスターは同じと思われる。
シングルレイヤー盤は空間の中で音像の動きが大きく、位相がちょっと怪しいかなと思うギリギリな感じ。チェロの音のタッチが良く実体感がある。豊かで自然な美味しい音。
CDの音も聴いてみたいと思い、ハイブリッド盤も買ってみた。CDレイヤーの音は教科書通りにエッジが立ち、クリアな音色だが、チェロのふくよかな表現は乏しく、一本調子でぎこちない。背景ノイズがやや大きいのも気になる。もしかするとDSDマスターからのリマスターではなく、従来からのCD用マスターを使っているのかも知れない。
ハイブリッド盤でのSACDレイヤーはシングルレイヤー盤より少しこじんまりして、替わりに定位はシャープで安定している。自家ではハイブリッドの方がヒヤヒヤせずに落ち着いて楽しめるという印象だ。