PCM-D1のハイレゾ再生の続き

PCM-D1
ハイレゾファイルを、メモリレコーダーSONY PCM-D1のSPDIF出力で聴く試みであるが、前回に続いて以下の曲を比較試聴した。


松田聖子 / 白いパラソル
Stereo SoundハイブリッドSACDと比較。
音圧は3dB程高められている。機器のせいかも知れないが高域が不安定。なぜか向かって右を向いて歌っているように聴こえる。SACDやCDの方は安定していて気になることはない。


尾崎豊 / I LOVE YOU

十七歳の地図

十七歳の地図

CD(1991年)と比較。
CDが録音の悪さをさらけ出すのに対して、ベールで包んで聴きやすくしようとしている。ただし、元の悪さは聴き取れるので、どちらがいいか判断は難しい。


宇多田ヒカル / FIRST LOVE , MOVEN' ON WITHOUT YOU

15周年CDと比較。
ハイレゾは大胆なリマスタリングで、6dB程度音圧を下げている。声や楽器が、CDの方では意図をもって音を歪めたクラブリミックス?のように聴こえる。それくらいハイレゾは元の音の質感がよく聴き取れる。久しぶりに一曲通して聴くことができたといえば、変貌振りが伝わるだろうか。特にFIRST LOVEの終わり近くで楽器の低域の表情やダイナミクスが生き生きしていて、今まで知らなかった多彩な音が聴こえることに驚き感動する。