機械式LSDの乗り味(峠道)

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CUSCO LSD Type-RS


南伊豆の蛇石峠、走雲峡ライン、59号、410号辺りを走ってみた。
普通の速度でコーナーを曲がるときにも、車が人の意図を汲んで曲がりたがっているような挙動をみせて、車とより一体感を持って運転できるのが好印象。さらにアクセルを開けていくと、後輪が左右同時に空転する。挙動は穏やかで、姿勢も安定している。今までのように内輪が空転して駆動力が抜け、姿勢が一気に崩れるのとは違い、安心して連続的に車を制御できるようになった。
リアが鈍重に感じられるのはただただ残念な一方で、高速の直進安定性が向上したことも含め、差し引きすれば機械式LSDはあった方が良いようだ。
もし高速や峠の重要度が低いユーザーならば、機械式LSDは無い方が160の軽快さをより味わえて好ましいと思う。160がLSD無しで販売され、スーパースプリントが有りで販売されるのは正しい判断なのだろう。