機械式LSDの乗り味(高速道路)

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CUSCO LSD Type-RS


首都高のコーナーの道路の継ぎ目で、横っ飛びするような挙動をしていたのが、機械式LSDで変化するかに興味があった。
効果はあるようだが、目覚ましい変化は感じられない。リアが安定し、より安心して運転できるようになるようだ。無意識に行っていた細かい修正舵が不要になったということだろうか。空転が減ってパワーアップ、とまでは感じられない。
コーナーでの変化を気に掛けていたのだが、直進時の安定性の高まりが、意外に印象的だった。路面の状態が悪い横羽線など「こんなに走りやすかったっけ?」と驚いた。
一方でリアのしゃっきりとした反応が無くなり、重く不透明な感じが出てくる。宜しくやってくれるという意味では良いのかも知れないが、構造の単純さが透けて見え、それに対応すべく手を掛けるということが無くなることは、にわかに普通の車になったようなつまらなさも感じる。
セブン160の長所である単純さが減るのをどう考えるかがユーザーに問われる。自分の場合、高速を長距離走って峠に行くことが多いので、苦痛な高速での移動が楽になるのが嬉しいことは間違いない。
あとは、本命の峠のタイトコーナーでの挙動だが、路面の状態が良い季節になってから試してみたい。