Cardasがイヤホンを発売したので入手した。$425＋送料$25。
輸入代理店経由の方が、修理や、もしかすると金額的にも有利な気もしたが、少しでも早く入手したいので、Cable Companyから購入してみた。
開発に4年掛けたというので自社開発だろうか。得意の黄金比を筐体構造にも取り入れているという。価格帯がライバルの多いミドルレンジなので、シンプルで安く作れ、効果が大きいという自信なのだろうか。
本体部は真鍮製で、適度な剛性感がある。銅メッキは美しいが、経年変化は少し気になる。半田を使わないという直出しケーブルは左右がひとつになってからは太く重く、耳が引っ張られる。取説には耳の上を通しても、そのまま下に垂らしてもいいような記述があったが、特に曲がり癖が付きやすいわけではないので、扱いにこつがいるかも知れない。
ケースは本革ということだが、普通のソフトケースなので、鞄に入れて持ち歩くと、押し潰されそうで心配だ。
エージングもそこそこに、Ultimate Ears 10 proと比較試聴した。UEはクールでドライ。モノトーンだが、細部まで光を当てて音を掘り起こして提示するような傾向を感じる。Cardasはホットで付帯音が多め。扇情的で賑々しく深情け。分析的に聴かせるつもりはなく、音楽を乗り良く聴かせたいといった意図を感じる。時々音が出すぎでダブつくのは、エージングで収まるのかしばらく様子をみたい。
