BDプレーヤー oppo BDP-93 を購入した。米国版。SACDマルチとDVD-AudioのHDMI再生を主な用途に考えている。米Amazonで本体$499.99。送料は最速を選んで$47.81。関税は無し。日本円で42,000円という安価で購入できた。4日で届くはずが、自家の宅配ボックスに入らないサイズ、配送会社のDHLが日曜祝日休業、平日は18時までの配送ということで結局手にするまで10日も掛かって、高い配送料が無駄になってしまった。
現用のパイオニアのプレーヤー DV-LX50（DV-800AV同等の海外モデル）は音質に特に不満はないものの、SACDのロード時に時折生じる大きなノイズと曲間を勝手に飛ばすのがどうにも我慢ならなくなってしまった。
oppoはHDMI出力が2系統あり、画像と音声とを分けることができる。ただし、画像のみと画像＋音声を選べるという仕様で、音声のみという選択肢はない。要は画質向上のための機能だ。パイオニアで再生できなかった DTS Surround Sound 96/24 が再生できるのは嬉しい。Bjork の DialDisc が高音質で聴ける。
肝心の音質であるが、まずはメインシステムに SPDIF で接続して試聴。外側がパリッとして張り出しの良い音。一方で内側に虚ろ感がありもうひとつ。パイオニアもやや外面重視の感じだったが腰は弱いもののナチュラルで嫌みがなかった。HDMI でAVアンプに接続するとドロンとした軽い音がする。外側の張りの良さが鳴りを潜めて、内側の弱さがより目に付くようになるのがうまくない。パイオニアよりも音質差が大きいのも少々気になる。総じて音質は期待したほどではなかったが、まともにSACDが再生できるということに感謝することとしたい。
