r&m Frog

輪行用に折り畳み自転車が欲しくなり、Frogとブロンプトンに試乗した。
春に、たまたまBD-1ブロンプトンに試乗した時は、かっちりした独車としなやかで懐の深い英車というような明確な乗り味の違いがあって妙に記憶に残った。
今回、輪行時の取り回しを考えて、BD-1は候補から外して試乗もしなかったが、結果はFrogが予想以上に気に入った。前輪の振動吸収機構が異様に良くできているのだろう、優しく柔らかく、そしてもちろん超小径ならではの瞬間的な加速が魅力だ。その感覚自体が楽しい。くらくらする。思いの外走るとか速いとか、いろいろ情報を集めていたが、それとは別の意味、何より走りが楽しいということでFrogに即決した。
試乗用のFrogは前後のスプリング換装、リア外装化、フロントスピードドライブ化、サドルがハンモックタイプに変わっていることなど多くの改造がされていた。しかしノーマルでもインプレッションの基本は同じだろうと思われた。
一方のブロンプトンはほぼノーマルの状態で、チタンモデルではない通常のものだった。Frogのあとでは道路の段差の突き上げがつらく、ちょい乗りではロングホイールベースの良さも残念ながら感じられなかった。
納車は1月8日とのこと。とりあえず、吊るしで買うことにしたのでサドルを何にするかじっくりと考えたい。