かいらく

王子のラーメン店。半年振り。チャシューめんを食べた。この店では「チャシュー」と呼ぶ習わしのようだ。前回はめんまそばを頼んだところ、チャシューは入っていなかったので初体験。

白っぽくほぼストレートな麺は、箸で上げたり唇や口中での最初のタッチは柔らかくしっとり。噛むとそこまで柔らかではなく、全体としてはやや柔らかい穏やかな麺という印象。甘めで優しい大量のスープで、胡椒や酢で味変しながらゆっくり静かに食べ進めるのがしっくりくる。

今回は厨房に近いカウンターに案内されたため、湯切りの際の店主の呻き声というか掛け声が良く聞こえた。その気合いと前述の麺のギャップが興味深い。

チャシューは煮豚で固くはないが厚さがあるので噛み心地はしっかり。塩気が勝るシンプルな味付け。量も多い。

丼全体としては穏やかで慈味深く豊かで満足度は高い。一番人気という未食のわんたんめんも立派な一杯と期待が膨らむ。