吉左右

「きっそう」と読む。木場の裏道に出来てから一週間ほどの店。らーめんを食べた。
麺は太く軽くよじれがある。表面はつるりとして白く、食感はラーメンだが、味はうどんのように小麦自体の旨さを指向しているように思える。
スープは完全な節系で透明感皆無。臭みもなく正しく丁寧な仕事が施されていることがわかる。穏やかな甘みの中に軽く爽やかな酸味がアクセントになっている。カウンターには胡椒のほかに唐辛子が置いてあるが、確かにこのスープには唐辛子が合うだろう。
他につけ麺を売りにしているようだが、この麺とスープを知って期待するなというのは無理な話だろう。