ちゃぶ屋

昼に出されている1996年式の味噌らぁ麺を食べた。
麺は醤油と同じ。断面が長楕円でストレート。表面はつるつるというかぬるぬるしているもの。スープは赤味噌だが口中でふんわりとした膨らみ広がりが印象的。色は濃く、食べる内に麺は見る見る茶色くなる。味は甘みが勝ち東京風の白くて甘い味噌ラーメン愛好者にも受け入れられるだろう。
焦がしエシャロットは一口目から強く主張するが、醤油とは違って邪魔には感じられず、快いアクセントとなっている。細かい青ネギが大量に入り、白ネギは少し混ざる程度。手の掛かったメンマは味噌味にも不思議に合っている。そして煮豚も豚の甘みが目覚ましい。
例の底の尖った丼は最後スープの底に溜まったひき肉を掬い上げるのに都合が良い。
総じて良く考えられた味噌味のラーメンだと思う。ただ、いわゆる味噌ラーメンを望んで頼んだとき、これを食べて満足できるかというと自分には難しいと思う。